いつも日記

なんでもないまいにち

20170501

目が覚めたら11時まえだった。

またうとうとしていたら父の下手なサックスの音で起こされた。

ほんとにむかついて、ドアを開けたら鳴りやんだけど、起きる前にやめてほしいと思った。
なんだか気分は晴れなくて、今日はキックボクシングに行くから飲むのはどうかと思ったけど、夜からだからと思って、ウイスキーペプシで割って飲んだ。

録画したミューサタとラブミュージックを見た。
母さんはわたしがすきなテレビを見始めると、新聞を読んだり他のことをする。
クリープハイプだからそうなのかと思ったけど、道重のときも竹原ピストルのときもそうだった。
母さんと駅まで歩いて、わたしはなんだかずっと不機嫌で気持ちがぐしゃぐしゃで、最後に下の階のひとのことは気にしないようにしなさい、母さんはいつでもいけるからとか言ってたけどそういうことじゃないんだよと思った。
ホームでも気持ちがぐしゃぐしゃで、死のうなんて思わなかったけど、飛び込んだらどうなるかとか考えてた。
電車に乗ってずーっと気持ちがぐしゃぐしゃのままで、なんで今日キャンセルできない予定をいれたのか、家でひとりで酒飲んでたい、と中央線を1時間くらい乗ってる間思っていたけど、すっとすこし気持ちが軽くなった。
なんでかと思ったら曇っていた空から陽の光が射し込んでいた。
実家の冷蔵庫に貼っていたいろいろ健康に関する栄養素などがプリントされた紙に、セロトニンは日光を浴びると産生されると書いてあったことを思い出した。
でもすこし気持ちが軽くなっただけで、やっぱりぐしゃぐしゃだったのだけど、駅に降りたらいつもはあんまりすきじゃない休みの日の喧騒で気持ちが解けて、気がついたらぐしゃぐしゃな気持ちはなくなっていた。
家に帰ったらやっぱり下の人がいる気配がしてイライラしてきたけど、お酒は飲めないからストロングゼロを何杯ものんで、キックボクシングの体験に向かった。

なんだかすごく緊張してはやく着きすぎてしまった。
その辺をふらふらして10分前に着いたら女の人が2人いて、Bさんと職場が一緒なんでしょと言われて、Bさんがどこまで仕事のことを話しているのかわからないので、同じ会社なんですけど一回しか会ったことなくて………出向先が同じで初めて会って、なんてことをしどろもどろ赤面しながら話した。
ひさしぶりに自分が人見知りなことを自覚した。
Bさんは始まる時間くらいにやっときて、すぐに始まった。
わたしは持ち前の運動神経のなさを発揮して動きが変だし、なんだかみんなの足手まといになっているんじゃないかとか感じながらも、体を動かすのが気持ちよく感じた。
最後に足の裏をマッサージすると言われて、アルコールの紙を渡されたけど、わたしの足の裏は履いていた黒い靴下のケバケバがたくさんついていた。これから夏になるからこういうので拭かないとねとか、先生が話してて、これ垢だと思われたんじゃねーの…と死にそうになった。
終わってBさんにこないだのライブで買った大森靖子の再販TシャツをそのTシャツずっと気になってたんです、と言われたからすきな歌手ので…とか言い訳みたいに言った。
Bさんはパンダが100匹くらいいるTシャツを着ていて、持ってるバッグもパンダで、KさんにBさんは自分がパンダの生まれ変わりだと思っているという話を聞いていたけど、そんな余計なことは言わず、BさんはTシャツもバッグもパンダですねと言ったら、パンダですとほほえんでいた。
なんだかそういう信じられるものがあるのは羨ましい。

最後に入会を勧められるかと思ったら、特にそういうのもなくて、足の裏が汚かったからかな…とか思ってたけど、Bさんと駅まで話しながら歩いていたら、来週もきてくれますか?今日きてくれて嬉しかったです、なんて言われたのと、帰り道、妙に足が軽くなっていたのと、気分がすっきりしていたので、どうしようか迷っている。
たぶんわたしはBさんがけっこうすきなんだと思う。

帰ったらつまんないラジオしかやってなかったから、竹原ピストルの曲を聴いていた。
例えばヒロを聴いていたら、やっぱり涙が出てきたけど、こないだはヒロの気持ちで泣いていたけど、今日はやや竹原ピストルの方の気持ちで泣いているような気がした。

それでここ2、3日実家で住むことについて何度も考えてたけど、やっぱりわたしは1人で暮らしていたほうがいいんじゃないかと思った。
たまに千葉に帰ると気持ちがゆるんで落ち着くから、わたしは東京は合わないんじゃないかと思ったりしたけど、東京に帰るとやっぱりほっとしたりする。
そしてなにより父さんの下手なサックスの音と、母さんの大音量のテレビの音より、下の階の音のほうがマシに思えた。
なんでこんなに気持ちがぐしゃぐしゃなのかと思ってたけど、母と父と一緒にいたからかもしれない。
わたしはひとに期待してしまうから。